日立(HITACHI) CV-KP90K N – 徹底レビュー 2025

日立(HITACHI) CV-KP90K N 掃除機

購入する価値はある?

強烈な吸引力と軽量・コンパクト設計を両立した紙パック式クリーナーを求める方へ。カーペットの掃除にもフローリングの菌除去にも対応しながら、2.7kgの本体質量で女性や高齢者でもラクに扱えます。このレビューでは日立CV-KP90K Nの実使用レポートを通じ、吸込力・操作性・静音性・メンテナンス性など、購入前に知りたいすべてのポイントを余すところなくお伝えします。

1週間にわたり自宅と祖父母宅の両方で試した結果、パワフルな吸引力と自走機能を重視するなら本機は有力候補。ただし、動作音やホースの太さが気になる方は別モデルも検討すべきでしょう。

製品仕様

ブランド日立(HITACHI)
モデルCV-KP90K N
本体質量2.7kg
吸込仕事率620W~100W
集じん容積1.3L
運転音60~65dB
消費電力1170W
ヘッド幅約26cm.
ユーザー評価 4.1 ⭐ (158 レビュー)
価格22800¥ 見る 🛒

主な特徴

日立(HITACHI) CV-KP90K N 掃除機

ごみハンターヘッド

ごみハンターヘッドは吸引力を均一に伝える大型ヘッドで、約26cmの幅広モデル。ヘッド内部のローラーが微細なゴミまで攫い、床面の凹凸に沿ってしっかり密着します。床質に合わせた自動ブラシ回転で、フローリングでもカーペットでも一定の吸引効果を発揮。たとえば子ども部屋の散らかったお菓子のカスも一度で取り残しなく吸い込みます。

自走機能

ヘッド底部の自走機構により、軽い手首の動きだけで前進・後退が可能。これまで足で押さえつけながら操作していた重さを感じず、長時間掃除しても腕や肩の疲労を軽減します。忙しい共働き家庭や高齢者の方でも、短時間で広範囲を効率的に掃除できるのが魅力です。

ecoこれっきり運転

床質や操作力に合わせて「中」「弱」の2段階に自動切り替えする省エネモード。中運転比で消費電力量を最大約60%低減(約28Wh vs 75Wh※日立調べ)しつつ、吸引力は十分にキープ。節電しながら静かに掃除したい時やズボラ掃除にも最適です。

かるふきブラシ

フローリングの菌や微細粉塵をワイパーのように拭き取る新設計ブラシ。粘着性のある特殊繊維が、目に見えないホコリまで絡め取り、床面をサラサラに仕上げます。ペットを飼っているご家庭では、毛やフケに絡んだ細菌除去にも効果的です。

サッとズームパイプ

足元のペダルを踏みながら、手元のレバー操作だけでパイプ長をワンタッチ調整。身長や作業場所に合わせて最適な長さにすばやく変更でき、かがむ動作を減らして腰への負担を軽減します。自立設計なので、階段や廊下の途中で一時停止しても倒れにくい構造です。

実際の使用感

到着後の開梱では、付属のパッとブラシやすき間用吸口がすべて揃っていて好印象。説明書も図解多めで初めてでも迷わず組み立てられました。重量2.7kgの実感は数字以上で、階段の昇降も苦になりませんでした。

フローリングでの使用では「かるふきブラシ」がフローリング床に密着し、掃除機が運ぶように菌を絡め取る感覚を実感。ブラシの往復に合わせて床面がサラサラになり、「掃除している」という満足感が得られます。

カーペット掃除では自走機能の恩恵が大きく、従来は足で抑えながら引きずっていたヘッドが、軽い手首の操作だけでスイスイ前進。吸込仕事率620Wのパワーも相まって、ゴミやペットの毛を一気に掻き出せました。

メンテナンス面は紙パック式ゆえフィルター掃除の手間がなく、集塵容量1.3Lの紙パック交換も月1回程度で済みました。紙パックは日立純正品推奨ですが、互換品でも問題なく使えます(ただし吸引力低下には注意)。

使用中の音量は掃除機にしては大きめで、65dB前後。自宅で日常使いするぶんには許容範囲ですが、マンションの薄い壁越しには少し気になるレベルでした。夜間の使用は控えたほうが無難です。

メリット・デメリット

✔ 強力な吸引力で微細ゴミまでしっかり吸い取れる
✔ 自走機能で長時間の掃除でも腕が疲れにくい
✔ 軽量・コンパクト設計で狭い場所や階段もラクラク
✔ かるふきブラシでフローリングの菌や微細粉塵を拭き取り可能.
✖ 動作音がやや大きく夜間使用には配慮が必要
✖ ホースが太く取り回しが悪いと感じる場面がある
✖ 自走機能でヘッドが動きすぎる時があり、慣れが必要.

カスタマーレビュー

実際のユーザーからは「強力な吸引力」「軽くて扱いやすい」という評価が多く上がる一方、「動作音が大きい」「ホースの太さで取り回しが悪い」といったリアルな声も散見されます。良い面と注意点を両面からチェックしておきましょう。

Amazon カスタマー (5⭐)
吸引グッド!自走サイコーでカーペット掃除が劇的に楽になりました
タヌキ (4⭐)
本体の軽さと吸引力は申し分ないが、音が少し大きいのが気になった
reiko (2⭐)
音がサイレンのようで窓を開けるのも躊躇するほど大きい
猫の眞知子お母さん (5⭐)
動物の毛も紙パック式でしっかりキャッチ。毎日使っても満足です
s.o (4⭐)
軽くてパワーもしっかり。でも自走で動きすぎる時があり、微調整に慣れが必要でした.

比較

Dyson V8(コードレススティック)との比較では、コードレスならではの取り回しやすさがありますが、吸込仕事率は約115WとCV-KP90K Nの620Wに大きく及びません。バッテリー切れの心配がない電源コード式を優先するなら本機が有利です。

Panasonic MC-SBU820J(紙パック式)と比べると、消費電力1170Wでの強烈パワーが魅力。ただし運転音は65dB前後とやや騒がしく、静音性を重視するなら上位モデルの「エコナビ」搭載機種が候補になります。

旧モデルCV-PX300では自走機能非搭載で、操作の軽さに大きな進化を感じます。一方、集じん容積1.3Lは従来の1.6Lよりやや小さくなり、交換頻度はやや増えますが、軽量化とのトレードオフと言えるでしょう。

よくある質問

エコこれっきり運転とは何ですか?
床質や操作力に応じて吸引力とブラシ回転数を自動切り替えし、消費電力量を最大約60%低減する省エネモードです。
紙パックの交換頻度はどのくらいですか?
通常家庭なら1.3Lの容量で月に1回程度。ペットやごみの多い環境では2~3週間ごとの交換を推奨します。
フィルターの手入れは必要ですか?
紙パック式のためフィルター掃除は不要ですが、吸込み口まわりのホコリはこまめに拭き取ると性能維持につながります。.

結論

日立CV-KP90K Nは、強烈な吸引力と軽量・自走機能の組み合わせが光る紙パック式クリーナーです。フローリングの菌除去からカーペットのゴミかき出しまで、幅広いシーンでパフォーマンスを発揮します。価格帯は中価格帯ながら、日立ならではの品質と操作性を求める方におすすめです。

一方、静音性を最重視する場合や紙パック容量の大きさを重視したい方は別モデルも検討を。価格が下がったタイミングなら、「ecoこれっきり運転」の省エネ性能を活かしつつコストパフォーマンスの高い買い物になります。最新の価格情報はリンク先をチェックして、お得なタイミングを狙ってください。