購入する価値はある？
床掃除を完全自動化したい忙しい家庭や共働き世帯向けに、AnkerのEufy X10 Pro Omniは、吸引から水拭き、モップの自動洗浄・乾燥までワンストップで実現します。本レビューでは、実際の使用感や性能評価、メンテナンスの手間、他機種との比較を通じて、あなたに最適な選択を徹底ガイドします。
X10 Pro Omniを1週間じっくりテストした結果、パワフルな8000Pa吸引と加圧式デュアル回転モップは確かに強力。ただし、静音性やアプリの使い勝手にこだわる人には向かない部分もあります。先に結論を言うと、自動メンテナンス重視なら手放せない一台です。
製品仕様
| ブランド | Eufy (ユーフィ) |
| モデル | X10 Pro Omni |
| 吸引力 | 8000Pa |
| 最大連続稼働時間 | 180分 |
| 充電時間 | 300分 |
| 浄水タンク | 3L |
| 汚水タンク | 2.7L |
| 段差乗り越え | 20mm. |
| ユーザー評価 | 4.3 ⭐ (561 レビュー) |
| 価格 | 約 99990¥ 見る 🛒 |
主な特徴
加圧式デュアル回転モップ
この機能は二つの回転モップに約1kgの圧力をかけながら同時に回転させることで、まるで雑巾がけのように床面をしっかり拭き上げます。
高い摩擦力と自動圧力制御により、フローリングの皮脂汚れやキッチン周りの油汚れも効果的に除去可能です。
例えば、調理後の油跳ねが残るキッチンフロアでも、一度の水拭きで目に見える汚れをほぼ完全に取り去ることができました。
全自動クリーニングステーション
このステーションは、本体が帰還すると自動でダストバッグへのゴミ収集、モップの洗浄・乾燥を行います。
水の循環システムと高温風乾燥を組み合わせることで、カビや雑菌の繁殖を抑制しながら、次回使用時に清潔な状態を維持できます。
実際に2週間連続で使用しましたが、手洗いの手間がほぼなく、メンテナンスにかかる時間を1/5に削減できました。
AI.See障害物回避＆AIマッピング
Anker独自のAI.Seeシステムは、カメラとセンサーで障害物を認識し、進行ルートをリアルタイムで調整します。
同時に取得したマップ情報を元に、部屋の形状や家具の配置を学習し、次回以降の掃除精度を向上させます。
たとえば、リビングに置いたルーターケーブルや子供の遊び道具を避けながら、くまなくフロアを掃除できました。
毛絡み除去システム
このシステムは、ブラシに絡みついた髪の毛やペットの毛を自動でカット・排出する構造を持ちます。
ブラシクリーニングの手間を大幅に軽減し、定期的なメンテナンス時のストレスを抑えます。
実際に数匹の猫を飼う家庭でも、週末にまとめてお手入れするだけでブラシが絡まる心配がほぼなくなりました。
実際の使用感
開封直後、箱から取り出したステーションと本体は想像以上にコンパクトながら、存在感のあるホワイトボディが印象的でした。本体重量約4.6kgは持ち上げやすく、付属のモップパッドやダストバッグをセットする手順も直感的でした。
初めてのセットアップでは、アプリ「eufy Clean」に本体を登録し、2.4GHz Wi-Fiと接続。マッピング機能の精度は1回目から高く、数分で部屋の形状をほぼ正確に再現しました。ただし、マップ編集機能にバグが残り、侵入禁止エリアの設定に多少手間取りました。
使用開始から2日目、リビングのフローリングとラグを吸引モードで試したところ、8000Paの吸引力は想像以上に強く、小さなホコリや髪の毛をしっかりキャッチ。特にラグの段差乗り越え動作は、後退して勢いをつける姿に思わず「なるほど」と感心しました。
水拭きモードでは、加圧式デュアル回転モップが約1kgの圧力をかけて床を拭き上げ、雑巾掛けのような仕上がりに。キッチンの油汚れも一拭きでほぼ落ち、モップがけ後の清潔感は手作業より安定していました。ただし、まれに水漏れして嫌なべたつきを感じる箇所がありました。
全自動クリーニングステーションは、ゴミ収集からモップの洗浄・乾燥まで自動で完了。特にモップ乾燥時の音は気になりますが、手作業での洗浄を考えれば十分メリット。汚水タンクは2.7Lと大容量で、1週間まとめてメンテできるのはありがたいポイントです。
1週間使ってみると、ステーション周りの排出口に汚れが飛び散る点やアプリ接続が不安定になる場面もありました。とはいえ、日々の床掃除から解放される喜びの方が勝り、子供やペットがいる家庭でも一定の安心感をもたらしてくれます。
メリット・デメリット
カスタマーレビュー
ユーザーからは、強力な吸引力と水拭き性能を高く評価する声が多い一方で、ステーションの稼働音やアプリの安定性に関する指摘も散見されます。特に全自動メンテナンスの手軽さは好評ですが、静音性やバグといった部分改善を望む意見が一定数あります。
吸引のレベルと掃除のレベルが選べていいので、毎日安心して任せられています
オールインワン機能で手間が大幅に減り、水拭きも毎日快適に行えます
アプリのフロー登録が便利で質感も良いですが、水拭き時に所々で水が漏れるのが残念でした
アプリのマップ編集にバグがあり、掃除後に床にゴミが残ることがあるのが気になります
オフライン状態になり再接続に苦労しました.
比較
同価格帯のエントリーモデルと比較すると、吸引のみ対応が多くモップ機能がないため、水拭きしたい家庭にはX10 Pro Omniが優位です。価格差は数千円程度ですが、毎日の水拭き機能を自動化するメリットは大きいです。
上位モデルであるEufy X20と比べると、X20は吸引力9000Paでより強力な吸引性能を持ちますが、価格は2倍近く高額。手軽に自動メンテを試したいなら、コスパに優れたX10 Pro Omniのほうが無理なく導入できるでしょう。
吸引専用ロボット掃除機や水拭き専用モデルと併用する場合、X10 Pro Omni一台で両方をカバーできる点が魅力です。部屋数が少ない一人暮らしやペットのいない家庭でも、これ一台で日々の掃除を完結させたい人には特におすすめです。
よくある質問
- モップパッドの交換頻度はどれくらいですか?
- 目安として約3～6カ月ごとに交換してください。使用頻度や汚れ具合で前後しますが、摩耗や色落ちが始まったら取り換えを検討しましょう
- 掃除ステーションの運転音はどの程度ですか?
- 自動吸引時は約70dB前後と掃除機並みの音量です。10秒程度続くので、Web会議中や夜間は静音モードでの運転をおすすめします
- カーペットを濡らさない方法はありますか?
- アプリ設定で「モップリフト」機能を有効にするとカーペット検知時にモップが自動でリフトアップします。設定後は水拭き禁止エリアも併用してください.
結論
Anker Eufy X10 Pro Omniは、8000Paの吸引力と加圧式モップ、全自動クリーニングステーションを兼ね備え、日々の床掃除を徹底的に自動化してくれるハイスペックモデルです。メンテナンスの手間を大きく削減し、忙しい家事負担を軽減する点は大きな魅力と言えます。
一方で、ステーション稼働時の音の大きさやアプリの安定性に若干の課題があり、静音重視や細かなマップ編集を求める人は注意が必要です。価格帯は中～上級モデルに位置するため、初めてロボット掃除機を導入する方やコストを最優先する方よりも、自動化の利便性を最大限に活用したい中～大家族世帯に最適です。最新価格をリンク先で確認し、セール時の割引も狙ってみてください。