
購入する価値はある?
忙しい共働き家庭やペットのいるご家庭向けに開発された、掃除機がけと水拭き掃除を一度に完了できる画期的なロボット掃除機ルンバ コンボ i5+。本レビューでは、その実際の性能や使い勝手、メンテナンスのしやすさまで徹底解説し、購入判断に必要な情報をお届けします。
実際に1週間にわたりタイル、畳、カーペットで運用し、マッピング精度や水拭きの仕上がりまで検証しましたが、もし吸引と拭き掃除の同時運用が不要なら、他のモデルを検討するほうが費用対効果は高いかもしれません。
製品仕様
ブランド | アイロボット(IRobot) |
モデル | ルンバ コンボ i5+ (i557860) |
Dimensions | 34.2×34.2×9.2 cm |
Battery | リチウムイオン電池 |
動作音 | 約60 dB |
機能 | 吸引&水拭き同時対応 |
接続 | Wi-Fi/Alexa対応 |
ゴミ収集 | 全自動排出システム. |
ユーザー評価 | 4.1 ⭐ (156 レビュー) |
価格 | 約 59800¥ 見る 🛒 |
主な特徴

デュアルクリーニングシステム
本体に装着されたエッジクリーニングブラシとデュアルアクションブラシが連動し、ゴミやホコリを効果的にかき出しながら吸引します。 この組み合わせで微細な粒子から大きな紙くずまでムラなくキャッチし、次にモップパッドが水拭きで仕上げる4段階のクリーニングを可能にしています。 例えばリビングのペット毛や食べこぼしを一度で除去し、拭き残しのない床面を実現します。
インテリジェントマッピング
iRobot HomeアプリがルンバのセンサーとLiDARを活用し、部屋の形状や家具配置を正確に検知してマップを作成します。 マップ上で清掃ゾーンや立ち入り禁止エリアを設定できるため、ラグや畳を濡らしたくない場所も自動回避可能です。 初回マッピング後は最適ルートを学習し、以降の清掃時間を短縮。大掃除前の準備もスムーズです。
高性能モップパッド
二重らせん状にねじれたマイクロファイバー製パッドは表面積が大きく、水分保持力と摩擦性能を両立。 床面に適度な潤滑層を残しつつ、拭きムラや水跡を抑制します。 例えばキッチンの油汚れや子どもの食べこぼしを拭き取りつつ、フローリングを傷めず清潔に保ちます。
オールオートクリーンベース
掃除完了後、本体内部のダスト容器を自動でAllergenLockⓇ紙パックに排出し、最大1年分のホコリを収納できます。 手を触れずにゴミ捨てが完了し、0.7μmの微細粒子も封じ込めるためアレルギー対策にも有効。 留守中に何度か清掃しても、中断や手動ゴミ捨ての手間がなく、外出派ユーザーに最適です。
薄型&低騒音設計
高さ9.2cmの薄型ボディは家具下の狭い隙間にも侵入しやすく、掃除しにくい場所をカバーします。 運転時は約60 dBの静音設計で、リビングでテレビを見ながらでも気になりにくいレベル。 夜間モードを利用すれば、深夜の清掃も周囲を気にせず行えます。
実際の使用感
開封直後は本体、クリーンベース、モップパッドがきれいに梱包されており、重量約3.6kgの本体は女性でも持ち運びやすい印象でした。充電ドック設置から初回マッピング開始までわずか15分。セットアップ時に壁や家具の配置を認識する速度が非常にスムーズで、不器用な私でもアプリの指示に従うだけで完了しました。
初回のフロアマッピングは約30分で完了し、我が家の15畳リビングを細かく3つの部屋に分割。バッテリー残量80%で終了したため、標準モードなら70〜80分の連続稼働が期待できます。
実際の掃除性能では、タイル床のホコリやペットの毛をデュアルブラシでしっかり吸引しつつ、モップパッドが床面に適度な水分を残しながら拭き跡を最小限に抑えました。畳の上でも水気が染み込みすぎず、さらりとした仕上がりです。
クリーンベースに帰還すると、運転終了から約10秒で自動排出を開始。紙パックにホコリを封じ込める音は大きめですが、稼働中は留守番設定で問題なく回避できます。1年間交換不要(※)とされる容量は実用的で、不在の間に溜まったゴミを気にせず利用できました。
iRobot Homeアプリは清掃履歴、マッピング編集、スケジュール設定が直感的。Alexa連携で「掃除して」と一声かけるだけで即起動し、外出先からスマホで進捗確認できる安心感があります。
1週間使い続けた感想としては、吸引と水拭きの同時運用で床面の清潔度が格段に上がり、週末の掃除時間が大幅に短縮。モップパッドは洗濯機で繰り返し使え、長期コストも抑えられそうです。
メリット・デメリット
カスタマーレビュー
実際のユーザーからは、吸引と水拭きの同時運用や自動ゴミ排出の便利さが高く評価される一方、進入禁止エリア設定の制限や排出時の音などに改善を求める声も聞かれます。
留守中でも床がピカピカに仕上がり、帰宅後の快適さが格段に向上しました
静音性は改善したものの、排出時の音には少し驚きました
進入禁止エリア設定に制限があり、段差で苦労する場面もありました
水拭きの水量調整が粗く、畳が若干湿りすぎてしまいました
Alexa連携で操作できるのが便利で、スケジュール機能も安定していました.
比較
Roomba i3+と比べると、水拭き機能搭載で清掃範囲が広がる一方、価格は若干高めです。i3+は吸引特化でコストを抑えたい方に向き、コンボi5+は一台二役を求める方に適しています。
Anker Eufy RoboVac 15C MAXは静音性と手頃な価格が魅力ですが、マッピング精度や水拭き機能は非対応。スマホ操作やスケジュール機能を重視するならルンバ コンボ i5+のほうが評価が高いでしょう。
ECOVACS DEEBOT N8は吸引と拭き掃除を切り替え可能で搭載機能も似ていますが、自動ゴミ排出システムはオプション別売りです。コストを抑えつつ全自動排出を必須としないならDEEBOTも選択肢になります。
よくある質問
- 水拭きパッドは洗濯機で洗えますか?
- はい、洗濯機の低温設定で柔軟剤を避けて洗うことを推奨します.
- 進入禁止エリアは何箇所設定できますか?
- iRobot Homeアプリで最大10箇所のバーチャルウォールを登録可能です.
- 一回の充電でどれくらい稼働しますか?
- 約75分間の連続稼働で、60~80㎡の清掃が目安です.
結論
ルンバ コンボ i5+は吸引と水拭きを同時に行いたい忙しい家庭やペットの毛、子どもの食べこぼし対策が必要なユーザーに特におすすめできるモデルです。自動マッピングや全自動排出システムがもたらす省力化効果は、一度体験すると手放せなくなる利便性を提供します。
一方、水拭きの水量調節や進入禁止エリア設定の制限に不安がある方、自動排出の音が気になる方は、吸引特化モデルや他社製品を検討したほうがストレスなく導入できる場合があります。中~高価格帯のモデルですが、性能と手間削減のバランスを考えれば十分に価値ある投資と言えるでしょう。価格は変動しますので、購入前に最新のセール情報をチェックすることをおすすめします。