
購入する価値はある?
忙しい毎日で床掃除がおろそかになりがちな共働き世帯や、ペットの毛やホコリを手軽にケアしたい家庭に向けて設計されたroborock E5。吸引と水拭きを同時に行える一台二役の機能と、内部マップを活用した効率的なルート最適化を搭載し、床面を隅々までしっかり清掃します。本レビューでは、開封から設定、実使用の実例、他機種との比較まで、購入前に知りたい情報を余すところなくお届けします。
roborock E5を実際に約1週間にわたり試用した結果、価格帯を考えれば十分に満足できる吸引力と走行性能を確認しました。一方でアプリの互換性やダストボックスの素材感など、気になるポイントもありました。これらを踏まえて、導入を検討すべきかを率直に評価します。
製品仕様
ブランド | roborock |
モデル | roborock E5 |
Battery | 5,200mAh Li-ion |
Suction | 2,500Pa |
Dimensions | 35×35×9.1cm |
Weight | 5.06kg |
Dust Box | 640ml |
Max Step | 2cm. |
ユーザー評価 | 3.9 ⭐ (133 レビュー) |
価格 | 約 15300¥ 見る 🛒 |
主な特徴

同時吸引&水拭き機能
roborock E5はモーター式吸引とモップクロスによる水拭きを同時に行う一台二役モデルです。吸引で浮かせたホコリを水拭きで床面に残さずキャッチし、裸足で歩いてもサラリとした仕上がりを実現します。水タンクは150㎡まで対応可能で、リビングや廊下をまとめて清掃したい方に最適です。
高精度マッピング
Wジャイロスコープとモーショントラッキング、衝突回避センサーを組み合わせ、移動中に高精度な室内マップを生成します。家具の配置や未掃除エリアを学習し、毎回効率的なルートを自動計算。マップはアプリ上で確認・編集でき、清掃エリアの指定や進入禁止ゾーン設定も直感的に操作できます。
強力2500Pa吸引&カーペット自動検知
通常時は静音性を重視したサイレントモードで運転しつつ、厚手のカーペットなど段差を感知すると2,500Paの強力吸引を自動切替。ペットの毛や微細なハウスダストもしっかり吸引し、カーペットの繊維の奥に入り込んだ汚れも効果的に取り除きます。
長時間バッテリー&自動再開
5,200mAhの大容量バッテリーを搭載し、最大200分の連続稼働を実現。3時間20分規模の清掃エリアもカバー可能で、途中でバッテリーが切れても自動で充電ドックに戻り、再充電後に未清掃エリアから自動再開します。
アプリ操作&リモコン対応
Mi Homeアプリを使えば外出先から清掃開始・停止やスケジュール設定、吸引モード切替が可能。さらに付属リモコンからは基本操作に特化し、初めてでも直感的に扱えます。ただし、ロボロック専用アプリとは別管理のため、複数機種を同時に統合できない点は留意が必要です。
実際の使用感
開封直後はコンパクトなボディが印象的で、付属の充電ドックを設置して本体を乗せるだけのシンプルさに安心感を覚えました。初回起動時には約35分で家全体の初期マッピングを完了し、自宅の間取りを正確に反映したマップ画面がアプリに表示されました。
初回清掃ではサイレントモードと水拭き機能を使い、フローリング約50㎡を40分で一周完了。モップクロスは水量がちょうど良く、床に水跡が残らないサラサラ感が魅力でした。騒音は約55dBとテレビの音声が十分に聞こえるレベルです。
次にカーペット自動検知をONにしてみると、段差2cmの玄関マットをスムーズに乗り越え、吸引力を自動でターボモードに切り替え。ペットの毛が絡んだ厚手カーペットも一度でほぼ取り切り、バッテリー残量は一時間の強モード運転で60%程度減少しました。
約一週間使用したところ、ダストボックスはワンタッチで取り外せ、手を汚さずにゴミ捨て可能。フィルターは水洗い対応で、乾燥後も吸引力の低下を感じませんでした。ただ、メインブラシには髪の毛が絡まりやすく、定期的な手入れは必須です。
障害物回避センサーはしっかり働き、家具の脚や壁に衝突する際は減速して静かに接近。階段やベランダなどの落下防止センサーも確実で、設置場所を選ばず安心して稼働できます。
リモコンだけでの操作は直感的で、初めてでも迷わずスタートや停止が可能。Mi Homeアプリはセットアップからスケジュール設定まで一通り揃っていますが、専用アプリと混在するため、機種間での統合管理はできず少し手間に感じました。
メリット・デメリット
カスタマーレビュー
実際のユーザーからは「吸引力と水拭きのダブル効果が優秀」「長時間稼働で広い部屋に最適」といった好意的な声が多数寄せられる一方、「アプリの互換性が分かりにくい」「ダストボックスの質感に不満」という指摘もあります。期待と注意点を踏まえて、評価を見ていきましょう。
安価ながら8mm厚のカーペットも乗り越え、思った以上にゴミを吸い取ってくれました; 030TE (4⭐): 上位機種とのアプリ管理差は残念ですが、サブ機としては吸引性能も十分でコスパ良好; Moai (4⭐): 初心者でもアプリ導入から清掃範囲の確認まで迷わず使え、50㎡を約40分でカバー; Prettyrie (5⭐): 忙しい日常の中でもスマホ通知とマップ指示で掃除状況が把握でき、非常に助かっています; AAA (2⭐): 水拭き機能や吸引力は良いものの、バンパーの突起が家具に引っかかってストレスが溜まります。
比較
同価格帯のロボロック S5に比べ、E5はアプリ管理がMi Homeに一本化されている点と大容量バッテリーが魅力。一方、S5はロボロック専用アプリ対応でマップ機能がより細かく調整可能ですが、価格はやや高めです。
iRobot Roomba 671は吸引性能が一定水準に保たれる信頼感がありますが、水拭き機能は別売アクセサリーが必要です。E5は一台で完結できる点が大きなアドバンテージと言えます。
Anker Eufy RoboVac 11Sは静音性と薄型設計で家具下にも入りやすいですが、マッピング機能や水拭き機能は非搭載。複合機能を求めるならroborock E5のほうが万能性が高いでしょう。
よくある質問
- 水拭きはどの程度可能ですか?
- 最大約150㎡まで一度に水拭きが可能です。
- 段差はどこまで乗り越えられますか?
- 最大2cmまでの段差を自動で乗り越えます。
- アプリは何を使えばいいですか?
- Mi Homeアプリで操作できますが、ロボロック専用アプリには対応していません。
結論
全体としてroborock E5は、吸引と水拭きを手軽に組み合わせたい忙しい家庭や、ペットのいる住環境においてその実力を発揮します。大容量バッテリーと自動再開機能により広い部屋にも対応し、コストパフォーマンスは高いと評価できます。
一方、複数機種を統合管理したい方や、ダストボックス・アプリの仕上げ品質を重視する方には物足りない部分も。価格帯を抑えつつ手軽にマルチ清掃を始めたい方にはおすすめですが、細かな使い勝手や高級感を求めるなら上位機種の検討を。購入前には最新の販売価格やキャンペーン情報をチェックしてお得に入手することをおすすめします。